PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

缶詰ドッグフードも安心の国産を!

 

ドッグフードの安全性に注目や感心が高まる中で、特に缶詰のドッグフードは「添加物が多い」「太りやすい」「体によくない」と言われる事が多くなりました。

 

十年ほど前までは、小型犬の食事といえば、缶詰のドッグフードを使用して当たり前、缶詰ドッグフードが主食…という風潮もあり、ペットショップの店頭には、数多くの缶詰ドッグフードが並んでいたものの、最近ではドライのドッグフードの方がよいとの声が高まり、缶詰ドッグフードの品数は激減しています。

 

 

缶詰ドッグフードがもたらした弊害

日本のペットブームが最も盛り上がりを見せていたころ、ペットショップの店頭には、体重が1kgにも満たない子犬や、片掌に収まってしまうほどの過剰なまでに小柄な子犬がたくさん並びました。

 

当然、これらの子犬は食が細く、飼い主の家に迎え入れられてからも、何かと食には手がかかる事が当然とされていました。

ドライのドッグフードを食べないとなれば、当然の事ながら、より嗜好性の高い物を…という短絡的な思考から、缶詰ドッグフードが主食として大流行しました。

 

離乳直後の食育が必要な時期に、嗜好性の高い食事を毎食食べ続けて育った子犬は、当然の事ながら成犬になってからも、より嗜好性の高い食事を好み、ドライフードは一切口にしないという問題を引き起こしました。

 

ペットショップの店頭には、毎月のように缶詰ドッグフードの新商品が並び、次々と味のバリエーションが増え、毎食ごとに味を変える事が当然のようにプロモーションがされていました。

 

しかし、そのような生活が数年続くと、次第に犬の偏食の問題、歯垢や歯石と言った今までになかった新たな病気の問題、癌の多発と言ったトラブルが目立つようになりました。

 

そのような場面に直面した事で、次第にドッグフードの安全性や犬の食事の管理に対する社会的な関心が高まり、法整備がされていったのです。

 

 

国産製品に比べ、あまりにも安価な海外製品

缶詰フードは、ドライフードに比べ、割高な製品であるにも関わらず、缶詰フード以外は口にしないという愛犬の姿勢に押され、つい飼い主は缶詰フードを購入してしまいます。

そのような背景の元、ペットショップには、1kgサイズの大容量の缶詰が100円未満という、大変な安価で販売されるようにもなりました。

 

大抵の場合は、海外で製造され、日本語のパッケージを付けて輸入されている製品です。しかし、原材料に書かれている内容を確認すると、「牛肉、豚肉、鶏肉」といった記載も見られます。

 

1kg相当の缶詰を肉で満たし、さらに製造コスト、輸入コスト、それぞれの利益を計上すると一体原材料そのものにどの程度の費用を掛けているのかが想像できるでしょう。

決して良質な素材でない事は明確です。その上、長期保存が可能で、高い嗜好性を持つのですから、大量に添加物が含まれていても当然の事です。

 

これらの製品は、価格から品質を想像できている、品質の程度を了承したうえであえて購入しているという姿勢が明らかなのです。

 

 

缶詰入りのドッグフード

海外とは異なる安全基準

実は、缶詰のドッグフードの懸念材料は、原材料の品質だけではありません。最近は、高品質な素材を使用した高級な缶詰ドッグフードも多数輸入され、日本でも市販されています。

 

しかし、容器として使用されている「缶」そのものにも、着目すべきです。

 

人間用の製品の場合、日本と海外では、缶詰に用いる缶の素材に関する安全基準が異なります。缶詰の缶の成分は時間が経過する事で、次第に溶け出し、中身の素材に混入してしまいます。

 

もちろん健康によい成分ではありませんから、安全を保つためには内部をコーティングし、缶の成分が溶けだす事を防がなければなりません。しかし、もちろんコーティングする事でコストは嵩み、販売価格の高騰につながります。

 

できれば缶のコーティングをせずに、安価な製品に仕上げたいと考えれば、当然の事ながらそのような行為も横行します。

 

人間用の缶詰でさえ、海外製品の中には缶の素材が劣悪で問題視されるのですから、ペット用ともなれば尚の事でしょう。このような点を踏まえて考えても、缶詰をあえて与えるのであれば、極力安心の出来る製品をという事で、安心できる国産のドッグフードを選ぶ事をおすすめします。

 

国産製品においても、品質、価格は多種多様ですが、国内製品の場合、購入者、飼い主の厳しい目にさらされている事、劣悪な商品を販売する事は自社の存続にも関わりかねないリスクがある事からも、さほどの物は販売しないとみなされているからです。

 

今やドッグフードにおいても、食に安全意識が高まっているものです。新たな銘柄を与える際や、愛犬の健康が気になるときは、積極的に情報を集め、安心、納得のいく国産で無添加のドッグフードを選ぶように心掛けてあげましょう。

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