PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

犬の便秘とドッグフードの関係

 

犬の体調管理の一つに「うんち」の状態があります。

下痢、軟便であればすぐに異変に気づき、動物病院の受診を考えますが便秘を理由に動物病院を受診したことがある方は少ないことでしょう。

 

実は犬はみんな便秘気味

実は、ほとんどの犬は便秘を起こしていると言われています。健康な状態のうんちは拾うときにうんちに軽く人の指の形が残る程度の柔らかさがある状態です。ですが、たいていの場合、うんちは2~3個に分かれ、固く、乾燥した状態のことが多いものです。この固く細切れになっている状態はすでに便秘を起こしている状態です。若く健康なうちは筋力がありますから、便秘で硬くなってしまったうんちも散歩に行けば自力で排便ができます。ですが、シニアになり運動量が減り、筋力も低下しはじめると自力での排便が困難になってしまします。知らぬ間に、愛犬が便秘体質になってしまっている場合は、若く健康なうちから食生活、運動量の見直しを始めていきましょう。

 

 

ドライのドッグフードが犬の便秘の原因?

犬の便秘の原因の一番は日々の水分接種不足があげられます。犬や人間の体は約60パーセントの水分で構成されています。毎日私たちが食べている食事も約70パーセントの水分で構成されているうえに、日中、水分だけで都度接種もしています。十分に水分を含んだ食事をし、水分を接種することで、体内の水分が毎日入れ替わり、腸の正常に機能を続けます。

しかし、毎日栄養バランスの整ったドッグフードを食べているのにどうして便秘になってしまうのでしょうか?

それは、ドッグフードは品質管理、保存の観点から含有水分量が10~15パーセント程度に抑えられているからです。本来は70パーセントの水分含有が理想的ですが、10~15パーセントであれば不足している水分を食事のときに補う必要があります。また、ドッグフードのパッケージには給餌方法として給餌分量の表示だけでなく、水分も同時に与えるようにも記載されています。つまり、食事のときには必ずドッグフードと水をセットで与えなければならないということなのです。

 

 

 

散歩時に美味しそうに水を飲む犬、ドーベルマンの様子

 

ドッグフードで栄養バランスを保ちながら水分を接種させるには

ドッグフードの器の隣に水を置いた場合、食後すぐに水を飲む場合もあれば、まったく水を飲まない場合もあるでしょう。用意した水をすべて飲み干すことはなくたいていは、水は日中にその都度、口にすることでしょう。お散歩時に水を飲む習慣がついているわんちゃんもいます。
それぞれの犬の体質や生活スタイルによるものですが、水分をなかなか口にしない場合、便秘がちな体質の場合には、ドッグフードをふやかしてから与える、ドッグフードに水分を多く含む葉物野菜をトッピングする、豆腐などの水分含有量の多い食材をトッピングするという方法で水分接取量を増やしたり、犬用のヤギミルクや犬用のスープを上手に利用して、水分摂取させるとよいでしょう。

 

 

本当は怖い犬の便秘

排便はあるものの便秘気味な場合、排便自体が毎日ない場合にはそのままにせずケアが必要です。
便秘の症状が長引くことで、腸内にガスがたまり常にお腹に不快感があることでしょう。悪化すると胃が圧迫され、食欲不振を招く場合もあります。ガスがたまり、排便がない状態が続くと腸に負担がかかり、腸閉塞や胃腸の病気を発症してしまう場合もあります。

 

 

愛犬の便秘の解消には

愛犬の便秘の解消には、水分接取はもちろんですが、マッサージも効果的です。特にシニア犬になり、筋力が低下していて、排便が困難な場合などに効果的です。
犬を仰向けにさせ、腹部を軽くマッサージします。腸のあたりをマッサージで刺激することで、たまっているガスが排出されやすくなり、腸の動きも活発になるので排便が促されます。仰向けでのマッサージが苦手な場合は、うつ伏せの状態で、背中側から腹部をかるく揉み刺激をしてあげる方法も効果的です。

 

 

犬の理想的な排便は、1日1~2回程度と言われています。
健康管理の観点から、下痢の有無だけでなく、毎日排便があるか、うんちが固く乾燥しきった状態でないかも気にかけてあげましょう。

 

 

 

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