PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

おやつのパッケージに、成犬用と書いてあるのはなぜ?

 

子犬を家族に迎え、何かと子犬の為の用品を購入する機会が多いことでしょう。ペットショップに並んだたくさんのおやつもその1つとしてつい買ってあげたくなるものです。その上、トイレに、お座りに、ハウスに、おいでに…と、色々なしつけをしなければと思えば、ご褒美も必要になる事でしょう。

 

 

犬用のおやつに成犬用の記載

店頭に置かれた犬用おやつの大半は「成犬用」「生後1年以上で給餌可能」などといった記載がされています。なぜ、このような記載があるのでしょうか?

 

実はこの記載に子犬特有の栄養学上の意味合いはありません。おやつの中には総合栄養食と記載されている製品もあり、食事としての栄養バランスが整っているものもあるほどです。ですから生後1年未満の子犬に与えても全く問題はありません。(ただし、離乳後間もない子犬の場合、食べなれない食べ物を口にする事で、下痢などの消化不良を起こしてしまう場合もあるので注意しましょう。)

 

でも、ペット業界全体がそのような風潮にある事にはもちろん大きな意味があります。それは、子犬を健康に成長させる為なのです。

総合栄養食のジャーキーはドッグフードの代用になる? 記事はこちら

 

 

おやつはドッグフードより嗜好性が高い

多くのおやつは、ドッグフードよりも嗜好性が高くつくられています。ジャーキーなどの練り加工品はドッグフードよりも風味が強く作られています。また、ささみなどの素材をそのまま乾燥させ作られたおやつは、素材の風味や食感を強く感じる事が出来るので子犬の大好物になる事でしょう。

 

また、おやつを与える時の飼い主の様子もポイントです。おやつを与える場合、しつけが上手にできた時、おいでと呼び、子犬がそばに駆け寄ってきたときなどですから、飼い主は満面の笑みを浮かべ、優しく体を撫でてくれるでしょう。

 

まだまだ甘えたい盛りの子犬ですから、その味と飼い主の雰囲気に夢中になり、おやつばかりを望むようになってしまうのです。食器に入れられたドッグフードを一人でハウスの中で食べるよりも、飼い主のそばで撫でられながら、おやつを食べたいと思うのは当然の事です。

 

小型犬は、本能的には常に空腹感を感じているものの、ドッグフードのえり好みをするものです。それは、もし「食べなければ」飼い主が放ってはおかない事をよくわかっているからです。

 

 

ドッグフードの代わりにおやつを与えていませんか?

ドッグフードを食べないなら、せめておやつでも・・・とつい与えてしまってはいませんか? これでは、食の細い小型犬の子犬はますます偏食になり、おやつばかりを食べるようになってしまいます。

 

日本の小型犬ブームは突然始まり、急激に普及しました。それまで屋外で犬を飼うことが当たり前だった日本人にとって、手のひらに収まってしまうほどに小さな小型犬の子犬は、あまりにか弱く、繊細で食事に関するしつけの仕方も知られていませんでした。

 

小型犬の急激な増加と共に、ペット業界では、ドッグフードを食べずに、おやつを主食とする小型犬の飼育方法が増えてしまったのです。これは、ペットの為に仕事をし、適正な生活環境を提唱しようというペット業界の動きに反するものでした。

 

人間の子供と同様で、子犬も、まずはきちんと食事をする事が何よりです。おやつは、体の成長が止まり、生活リズムがきちんと身に付いた生後1年以降に、日々のご褒美として少量与える事が適切だと、トレーナーやトリマー達が、生後1歳まではおやつを使用しないというしつけの方法を提唱し始めたのです。

 

このような流れから、おやつは生後1年を過ぎてからという記載がされるようになったと言われています。ですので、特に1歳以前に与えてはいけない理由はありません。おやつは、毎日の生活に少しだけ変化を付ける、特別なご褒美です。与えすぎには十分気を付けてあげましょう。

 

幼犬期のしつけはドッグフードを活用すべき? 記事はこちら

 

 

 

 

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