PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ
可愛い子犬を家族に迎え入れ、ペットコーナーに行くと、ドッグフードの横に並んでいる「犬用のおやつ」が気になります。早く「おやつ」を与えたくなりますね。いつごろから、どんなものが良いのでしょう? これに関しては、ペットショップやブリーダーの中でも意見が分かれます。生後3ヶ月頃から大丈夫とセールスしているおやつを売っているペットショップでしたら、それを勧められるかもしれません。ブリーダーによっては、全く必要なし、と言うかもしれません。
子犬期から成長期の終わる10ヶ月~1年半くらいまでは、犬の体を作るとても大切な時期です。この期間に、骨や関節、健康な内臓関係などが作られます。その成長に必要な栄養は、総合栄養食であるドッグフードで摂取していきます。その時に、おやつを与えてしまうと、それで満足して必要量のドッグフードを、完食できなくなってしまうかもしれません。
一般的におやつは、ドッグフードよりも香りがあり、嗜好性が高く作られているので、場合によっては、おやつの味を覚え、ドッグフードを食べない、食べないと困るから喜ぶおやつを出す…といった悪循環が始まってしまいます。成犬になったときに、偏食気味の犬は、子犬の時期におやつをたくさんもらっていた子に多く見られます。
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また、湿疹やアレルギー症状が出てきた場合にも、ドッグフードオンリーの生活であれば、まずはドッグフードの変更で様子をみることができますが、様々なおやつを与えていると、原因の特定も難しくなってきます。
躾やコミュニケーションの一環として「おやつ」は大活躍しますが、ドッグフードでも十分にその役目は果たすことができます。人間の「3時のおやつ」のように、犬にとって「おやつ」という概念はありません。どちらかというと、犬にドッグフード以外の「おやつ」というものを与えたい、という人間の欲求なのかもしれません。
おやつを与える場合は、必ず犬用のものを与えましょう。肥満になることを避けるため、おやつを与えた分、ドッグフードを減らして与えるようにしましょう。また、味覚障害を起こしたり、体に負担がかからないよう、ドッグフード同様、無添加のおやつを与えることが、何よりも望ましいでしょう。
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