PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

国産ドッグフードと輸入品ドッグフード

 

国産のドッグフードと輸入品、いったいどっちがいいの? どこが違うの?

現在、さまざまな種類のドッグフードが市場に流通しています。
その中で、愛犬にピッタリのドッグフードはいったいどれなのか、何を基準に選んだらいいのか、飼い主の方なら一度は頭を悩ませた経験をお持ちなのではないでしょうか。

 

 

「高価なドッグフードは高い分、品質も良さそうだけれど、続けるのが難しそうだし、安価なドッグフードは、健康にいいのか、品質に不安がある・・・」

「輸入品?国産品?いったいどっちがいいの?どこがどう違うの?」

 

このような悩みは愛犬家なら誰しも一度は通る道だといえるでしょう。

 

 

今回は、ドッグフード選びの参考として、外国製のドッグフード、国産ドッグフードそれぞれの問題点と利用するにあたっての注意点についてご紹介いたします。

 

 

輸入品(外国産)ドッグフードについて

日本に先んじて、犬を家族の一員として生活する文化を育んできたアメリカや、ドイツ、フランスなどヨーロッパの国々はドッグフード先進国とも言われ、日本の販売店でもアメリカ産やヨーロッパ産のドッグフードを目にします。
その中には栄養素や添加物を考慮して作られているドッグフードも多く、日本でも、一般的に利用されています。
かつて、日本のドッグフードが、そのような外国のドッグフード先進国を手本に作られ始めたという経緯から、日本での外国製ドッグフードへの信頼感はいまだに根強いものがあります。

 

しかし、外国製のドッグフードには、輸入品ならではの注意点がいくつかあります。

 

まず、海外から輸入されるドッグフードは、輸送の際にコンテナに詰められ、船による長距離の移動を経て日本へとやってきます。特に、夏場ともなると、炎天下の中を長時間かけて運ばれてきます。その間、フードの酸化を防ぎ品質を保持するために、酸化防止剤などの添加物が使用される場合があります。

ドッグフードに含まれる危険な添加物とは? 記事はこちら

 

ドッグフードを輸送するコンテナ船の様子

 

また、モラル意識が低かったり、品質管理体制が不十分な輸入業者の場合、ドッグフードをコンテナに詰めた状態で雨ざらしのまま出港を待つということも珍しいことではありません。
もちろん、すべてがそうした劣悪なコンディションで運ばれてくるわけではありませんが、お店にならんでいる外国製のドッグフードが、果たしてどのように運ばれてきたものかを日本にいながらにして知ることは難しいと言わざるをえません。

 

さらに、外国産ドッグフードは、輸送の際に、気圧でパッケージが破裂するリスクを回避するために小さい穴を開けたり、国内に届いてからあらためてパッケージに詰め直していることも多く見受けられます。そのため、どうしても国内で製造されたドックフードよりも酸化による品質劣化の可能性が高くなってしまいます。

 

このように、外国製のドッグフードは、国産のものに比べて、日本の消費者のもとに届くまでに経なければならないプロセスが多く、時間がかかる分、品質管理が難しいといえます。したがって、必ずしも現地で製造された、そのままの状態で日本に届けられるわけではないということをあらかじめ理解しておく必要があります。

 

さらに、輸入品ならではの問題点は他にもあります。

 

輸入品の中には、並行輸入品と呼ばれるものがあります。これは、正規のルートではないルートで国内へと輸入されてくる商品で、同じ商品でも、正規輸入品に比べて値段が安いため、一見するとお得感があります。
しかし、並行輸入品の中には、本家を猿マネした偽物(模造品)や、コストを抑えるために輸入するまでの品質管理がずさんな例も見られます。よって、もし仮に外国製のドッグフードを選ぶ場合には、少々値段が高くとも正規輸入品を選ぶことが望ましいでしょう。

 

そのほかにも、安価なドッグフードの中には、コストを削減するため愛犬にとって必要の無い穀物を大量に使用しているものもあり注意が必要な場合があり、また、一口に外国製のドッグフードといっても、それぞれの国によって、使われていい保存料や着色料の基準が微妙に違うため、その違いや健康への影響をひとつひとつ把握するというのは大変だなどのデメリットも輸入品にはついてまわります。

 

 

 

 

国産ドッグフードを美味しそうに食べるテリア犬

 

国産ドッグフードでも油断は禁物

ここまで、日本で外国産ドッグフードを利用する際の注意点についていくつか指摘させていただきました。

では、輸入品と違い、長距離を輸送する手間がかからず、食品衛生基準もと統一された国産品のドッグフードであれば、安全だといえるのでしょうか。

 

結論から申し上げると、国産だからといって必ずしも安全だとは限りません。

 

現在のドッグフードの衛生管理基準では、最終的な加工地を原産国として表示できるため、たとえ原産国が日本であっても、使われている素材が粗悪な外国製であるということも可能性としては十分考えられます。

 

そして、現在、日本でドッグフードに適用されている食品衛生基準は、残念なことに私たち人間のものよりもかなりゆるく設定されています。そのため、安価なドッグフードの中には、私たちが口にするものとしては、とても考えられないような劣悪な材料を多く使用し、犬の健康のことを無視していると言われても仕方がないようなものまで流通・販売されているのが現状です。

 

国産のドッグフード、輸入品のドッグフード、どちらを選ぶかは飼い主さん次第ではありますが、大切な家族の一員である愛犬に健康な日々を過ごしてもらうためにも毎日の食事選びは重要です。
安心出来る素材を使用し、厳しい基準に基づいて管理・製造された無添加のドッグフードを選ぶことが望ましいと言えるでしょう。

 

 

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