PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

安心信用できる国産のドッグフードの見分け方

 

 

ドッグフードの高品質化が進み、安全性や栄養面が注目を浴びる中で国産のドッグフードも安全基準の一つとして、利用される事が増えています。しかし、必ずしも「国産」が安心、信頼につながる訳ではないという事を理解しておきましょう。

 

 

国産というキーワードを無条件で信頼する傾向

食品や日用品、薬品に至るまで「国産」という言葉が表示されていると無条件に高品質、高性能と考えてしまうことはありませんか?

このような背景には、日本の安全基準が諸外国に比べ厳しい事、日本の製造技術や開発技術、国民性がこのような高品質な製品を生み出してきたという事があります。

 

でも、ドッグフードの世界においては、必ずしも国産という言葉が安全性や品質の保障にはつながりません。

ドッグフードの研究開発は元より、犬のしつけや暮らし方においては、日本の文化は欧米に比べ10年以上遅れをとっていると言われています。その為、国内企業が製造するドッグフードの多くは、今でも穀物を主原料とし、動物性油脂で風味を付けた安価な製品が主流です。

 

ドッグフード市場で誰もが知る有名企業の製品でさえ、まだ家畜の飼料と同程度の原材料を使用しています。

このような製品の多くはパッケージに「国産」という表記がされています。TVでコマーシャルが流れ、ペットショップの店頭では大々的に売り場を展開し、広告を目にする機会も多い中で「国産」という言葉だけを無条件に信頼してしまうのも無理はないでしょう。

 

 

信用できない国産ドッグフードとは?

ペットブームが最盛期を迎えていた頃に比べ、今はドッグフードの市場規模が縮小していると言われています。ペットブーム最盛期の頃は、ゴールデン・レトリバーやシベリアン・ハスキーといった大型犬ブームも重なり、ペットショップの店頭には15kgサイズの大袋に入ったドッグフードが山積みにされている事が当たり前でした。

 

しかし、今や犬の飼育頭数が減少している上に室内犬の小・中型犬の人気が高くなっている背景を受け、コスト削減のため、これまで国内で製造をしていたドッグフードを海外生産に切り替える企業も増えています。

 

海外で製造をする場合、現地で安価に原材料を調達出来るので製造に関するコストを大幅に削減できます。製造したドッグフードを大型のコンテナに入れ、一カ月ほどかけて安価な船便で日本へ輸入をし、日本に到着後に防腐処理を行い販売用パッケージに詰め替える作業を行うと製品は「国産品」という表記が可能になります。

 

このような製品の多くは
・中国産の原料は使用していません

・品質管理は日本で行っています

という表記がされている事もあります。しかし原材料が中国産でないというだけでは十分な信頼にはつながりません。大切な愛犬の食事として毎日与えるものですから、製造後数か月が経過しているという時点で不安を覚えるでしょう。

 

ちなみにこれらの製品は、コンテナで運ばれ、日本でパッケージ詰めの作業を行った日から起算して消費期限が設定されています。本当の意味での安心、安全には程遠いと言えます。

 

信用できない、すべきではない国産表記のドッグフードとは、
・メインの原材料に穀物、骨粉など安価な素材が使用されている

・販売価格が安価

・広告宣伝に多大な費用をかけている

ドッグフードの市場が縮小する中で、高品質、高栄養な製品を製造販売する為には、これまで以上に製造コストがかさむことは明白です。その上で、犬が本来必要とする栄養バランスを整え、管理の行き届いた環境で製造をし、販売をする、その上で家計に負担となりすぎない程度の価格を維持することは決して簡単なことではありません。

 

広告宣伝やキャンペーンに多大な費用を掛けるという事は、その分の費用が製品に転嫁されるという事です。量販店で安価な価格で販売されている国産ドッグフードの価格から、広告宣伝にかかる費用を差し引いた場合、どれだけの費用を原材料に掛ける事が出来ているのかを考えてみると、一食辺り数円程になります。この費用で愛犬に十分に安心、安全な食事を用意することは難しいといえるでしょう。

 

 

 

二極化する国産ドッグフードの世界

日本のペットビジネス全体では欧米諸国に比べ10年以上の遅れがあるとはいえ、飼い主の意識や愛犬を思う気持ちは、決して遅れを取ってはいません。その為、より安全で安心なドッグフードを求める飼い主の声を受けて、海外から高品質なドッグフードの輸入が急増し、今では海外製品こそ安全、安心と考える飼い主も増えています。

 

しかしどんなに高品質な海外製品でも、日本へ輸入する為の期間を考えると、製造から数か月を要している事、高温になるコンテナで輸出されている事、海外の製造管理への不安などから万全とはいえないでしょう。

そのような飼い主の声を受け、国内企業が製造開発をし、犬の栄養バランスを第一に考え、国内で製造を行っている信用出来る「国産品」が誕生しています。

 

これらの製品は
・量販店で販売されている製品に比べ高額です

・販売はインターネットや一部専門店に限られています

・消費期限は短めです

・派手な広告宣伝は行われていません

一見不自由にも思える点が多々あります。しかし原材料や製造工程、開発企業からの情報発信をしっかりと確認すると、それらの点すべてに納得がいくでしょう。

 

決して余分な費用を転嫁している事もなく、犬の健康面を軽視もしていません。一見、高額に思える製品価格も愛犬の一食分の食費に換算した場合、数百円で収まる程です。

この価格で安心、安全と必要な栄養を摂取出来る事を考えればとても効率がよく手軽なことがわかります。

 

愛犬のドッグフードを選ぶ時は、無条件に「国産品」という基準だけで判断するのではなく、しっかりと内容を確認したうえで信用出来る「国産のドッグフード」を選ぶよう心掛けておきましょう。

 

 

 

 

 

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