PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

愛犬のフケが気になったらドッグフードで改善を!

シャンプーをしたばかりなのに、フケが・・・トリミングショップで肌の状態が悪いと言われたことがある・・・この場合どうしたらいいのでしょうか?

 

犬のフケの原因は?

フケが気になるという飼い主の多くは、「黒色」「茶色」の被毛の犬を飼っている場合が多く見られます。黒や茶色の被毛をした犬はフケ症になりやすいのでしょうか?

 

実は、まったくそのような因果関係はありません。ただ、フケが目立つので、飼い主自身がフケ症に気が付くというだけです。白い被毛のシーズーや黄色のゴールデンレトリーバー、チワワなど、どの毛色であってもフケ症の場合が実は多く見られます。大抵の場合、被毛の表面にフケが付いていて気が付きますが、被毛の根元をしっかりと開いてみると、実は、皮膚の表面がフケでウロコ状になっている場合も…。

 

このフケの原因の一つは、「脂肪分」の不足と言われています。つまり、毎日の食事であるドッグフードから接取する栄養だけでは、栄養のバランスが整わず、体調を崩してしまっているのです。親子や同じ犬種で多頭飼をしている場合、同じドッグフードを与えているのに、一方にだけフケが出る場合もあります。気が付いていないだけで、被毛の根元の地肌までしっかりと確認してみると、地肌がかさついていることも…。犬の体質は非常にデリケートです。個体差があって当然と考えておきましょう。

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ドッグフードに含まれる「脂肪酸」とは?

犬の健康を維持するためには、脂肪酸という栄養素が重要な役割を果たしています。脂肪酸には、オメガ3とオメガ6という2種類があります。犬は自分の食べた食事から、体内で脂肪酸を作り出すことができないので、日々のドッグフードから脂肪酸を接取する必要があります。オメガ3は主に血管の健康や腎臓機能の維持に役立ち、オメガ6は皮膚、被毛の健康に役立ちます。ですから、オメガ6脂肪酸が不足することで、皮膚は乾燥し、毛が堅くなり、毛艶は悪くなり、フケや抜け毛の量も増えてしまいます。

 

また、市販されているドッグフードの大半は、少量のオメガ3だけが添加されている場合が多く見られます。どんなに高価なドッグフードであっても、犬の個々の体質によりオメガ6不足しているのであれば、皮膚、被毛の状態は悪化してしまいます。また、ドッグフードによっては、オメガ6が添加されてはいるものの、犬自身の体質により必要とする十分な量を満たしておらず、結果、オメガ6の欠乏状態になり、フケ症になってしまう場合もあります。

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オメガ6を接取するには

オメガ6とは、一見難しい栄養学のようにも思えますが、とても身近にある栄養素です。豊富に含まれている食品は、オリーブオイル、ヒマワリ油、紅花油やかぼちゃの種などです。これらを毎日のドッグフードに少量振りかけて食べさせてあげることで、簡単に不足している栄養素を補うことが出来ます。

 

また、カボチャの種は乾燥させることで、簡単な手作りおやつにも早変わりします。おやつとして、ドッグフードのトッピングとして毎日食べさせてもいいでしょう。

 

オメガ6は油分ですから、肥満が何より気になるところですが、摂取量が少量なので、この添加自体が原因で肥満となる事はないでしょう。もし体重が増加してしまうようであれば、オメガ6の接取を第一に考え、食事への添加を継続しつつ、おやつや食事量、運動量の見直しで体重維持の対処をしましょう。

 

 

愛犬のフケ症改善のために

フケ症を改善し、ウロコ状になっている皮膚を元の状態に戻すには、数か月~半年、一年と長い時間がかかります。体の中からバランスを整え、新陳代謝を繰り替えす中で徐々に改善をしていきますから、時間がかかってしまうものです。ですが、途中であきらめることなく、毎日のケアを続けてあげましょう。

 

オメガ6の添加により、フケ症の改善が見られた後も、添加を止めてしまうことで、また元の欠乏状態に戻ってしまいますから、添加はその後も継続してあげましょう。またフケ症の治療には、こまめなブラッシングや頻繁なシャンプーは逆効果をされています。薬を使って、速効性のある表面的な対処を繰り返すのではなく、毎日のドッグフードや食事で体の中からしっかりとサポートをしてあげましょう。

 

 

 

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