PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

愛犬用の緊急持ち出し袋を用意しておこう

 

起こってほしくはないけれど、いつ起こるかわからない自然災害…。いざというときに、慌ててパニックにならないよう、日ごろから準備をしておきましょう。

 

アニコム損害保険株式会社が保険契約者に対し、「ペットのための防災対策」に関する調査をインターネット上でアンケート形式で実施したところ、「防災対策をしている」と答えた人は2009年は57.6%、2011年は61.6%、2014年は64.9%で、過去5年上昇傾向となっていて、防災対策が定着しつつあることがわかります。

 

そして「防災対策として行っていること」では「ペット用の避難用品を準備している」が60.8%と最も多く、次に「共同生活できるようワクチン接種やノミ・ダニ予防をしている」が56.3%と続きました。これらの数字は、ペットを対象としているので、犬だけではなく猫等も含めた数字ではありますが、防災対策をまだしていない飼い主さんは、これを期に愛犬の「ペット用の避難用品」として、緊急持ち出し袋の準備をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

準備を始める前に

あると良いと思われるものは数多くありますが、全てを持ち出すことは不可能です。避難時に支障のない重さは成人男性で15kg、女性では10kgほどと言われています。キャリーなども持ち出すことを考えると6~8kg以内に収めたほうが良さそうです。必要と思われるものをいったんすべて用意してみて、そこから優先順位をつけて用意していきましょう。

 

避難所等に救援物資が届くまでに時間がかかることも想定して、環境省では、少なくとも5日分(できれば7 日分以上が望ましい)としています。また、アレルギーや療法食を必要とする愛犬には、更に多目の準備が必要となります。

 

 

リストを参考に「うちの子専用緊急持ち出し袋」を作ってみましょう

優先順位1

・愛犬の病気に関わるもの

持病があれば、その薬や療法食です。薬や療法食の名前は、万が一の時に正確な名前がわかるように、手帳や携帯電話にメモしておきましょう。名前がわからないと、入手できる状況になっても、入手できません。

 

・ドッグフード、水

普段から食べなれたドッグフードを準備しておきます。いざ持ち出したときに、賞味期限切れになっていないよう、使わない間も時々チェックしましょう。水は人間用でも流用できます。

 

・予備の首輪やリード

首輪はサイズ調整ができて、リードは伸びるタイプではない方が良いです。ナスカンが2個ついているものだと仮留めにも便利です。

 

ドッグフードや水を入れる食器

折りたたみ式のものだとかさばりません。

 

・愛犬の写真

万が一、迷子になってしまったときに必要です。顔だけでなく、全身、後姿もわかるように数枚用意しておきましょう。手術の跡などがわかる写真もあると便利です。愛犬と一緒に写っているものがあれば、引き取るときなどに、飼い主である証明にもなります。携帯電話に画像として入れておくのも良いでしょう。

 

・愛犬の情報手帳

避難生活中は、愛犬と一緒にいられず、やむを得ず動物愛護センターや知人などに預けなくてはならないこともあります。飼い主さん以外の人が面倒をみるときに必要な情報をまとめておきましょう。

飼い主さんの住所・氏名・連絡先

愛犬が好きなことや嫌いなことなど、性格について

普段の食事についての回数や量

かかりつけの病院名と連絡先

病歴や治療中の病気があればその症状

投与している薬があればその名前と投与量

アレルギー症状や、過去に合わなかった薬

その他に狂犬病やワクチン証明書などをコピーして入れておくと便利です。

 

 

優先順位2

・排泄用品

ペットシーツ、密閉性ゴミ袋

 

・タオルや毛布

防寒対策のほか、パニックになったときにタオルで抱えておとなしくさせたり、寝床以外にも使用用途があります。

 

・ガムテープ、カッター、マジックペン、ビニール袋、新聞紙

ダンボールで簡易ハウスを作るときなどに役立ちます。

 

・栄養剤

チューブ式の歯茎に塗るタイプのものが便利です。少量で手軽に、高いエネルギーを補給することができるので、避難生活で食欲がないときに役立ちます。

 

・レインコート

寒がりな子には防寒対策にもなります。

 

・口輪

吠えてしまう子や噛み癖が心配な子。

 

・マナーベルト
・お気に入りのおもちゃ
・ウェットティッシュ

 

愛犬専用のもの以外のガムテープ、カッター、マジックペン、ビニール袋、新聞紙などは人間用としてもあると便利なグッズです。人間と別に用意するのではなく、人間用の袋に入れておいても良いでしょう。

 

 

その他

災害で愛犬がパニックになり、急に家を飛び足してしまい、離れ離れになってしまう事例も多く報告されているそうです。普段はおとなしい愛犬でもパニックになると飼い主さんが思ってもいない行動をとってしまうことがあります。環境省では、そうなってしまったときにも、すぐに飼い主さんがわかるようにと、迷子札やマイクロチップの装着を勧めています。

 

 

同行避難

災害時に、人間だけが避難し、ペットを後で連れに戻ろうと思っても、家が立ち入り禁止になり、そのまま家に戻れなくなったり、壊れた家からペットが逃げてしまっていたり…と離れ離れになってしまう可能性があります。災害で避難するときは「ペット同行避難」が原則です。万が一の災害時には、愛犬を連れて、人間用持ち出し袋・愛犬用持ち出し袋を持って避難しましょう。

 

 

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