PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

ドッグフードの丸飲みは、やめさせた方がいい?

 

ドッグフードの丸飲みは自然のこと

犬が食事のときにドッグフードを噛まずに丸飲みしている姿を見ると「喉詰まりしないかしら?」「消化に悪くないかしら?」「病気になるのでは?」と心配になってしまいますよね。でも、実は犬がドッグフードを丸飲みしているのは、犬にとっては普通のこと、自然のことなのです。

 

人間の場合は、咀嚼をして消化しやすい大きさまで口の中で食べ物を噛み砕き唾液と混ぜ合わせてから飲み込みます。しかし犬の場合は、喉を通る飲み込める大きさになれば、飲み込んでしまいます。その一番の理由は、歯にあります。人間と違い、ドッグフードなどの食べ物をすり潰す為の歯は持ち合わせていないのです。

 

 

犬の歯は主に4種類

犬の歯について少し見てみましょう。犬の歯は主に4種類の歯で出来ています。

 

犬歯(けんし)

犬の歯の中で特に発達している歯です。一番長く尖っています。獲物を捕らえたときに、致命傷を与える役目をします。

 

切歯(せっし)

前歯にあたる歯です。食べ物を噛み切るときに使います。また毛づくろいをするときにも使います。

 

後臼歯(こうきゅうし)

犬の奥歯です。獲物を逃さないよう、しっかりと咥えたり、食べ物を噛み砕くときに使います。

 

前臼歯(ぜんきゅうし)

奥歯の前にある歯です。食べ物をハサミのように引きちぎることができます。

 

 

犬は本来、追いかけた獲物を捕まえて食べる狩猟動物でした。捕らえた獲物の肉を引きちぎって食べ、しかも、早く食べないと、他に横取りをされてしまいます。

 

このような理由から、犬は食べ物を丸飲みし、早く食べてしまうのです。消化を助ける唾液や胃液も人間より量が多く出ています。ですから、犬がドッグフードを丸飲みするのは、異常な姿ではないのです。

 

 

ドッグフードの質には注意しましょう

異常ではないとはいえ、ドッグフードの質には注意しましょう。特に大型犬の丸飲み、早食いは、胃拡張や胃捻転のリスクを高めます。これらのリスクを下げるのは、消化の良い良質なドッグフードを与えることで可能です。また、発泡しているドッグフードは食べた後に胃の中で膨張するので良くありません。

 

犬のドッグフードの丸飲み自体は、犬本来の姿なので、無理にやめさせる必要はありませんが、「丸飲み&早食い」のセットになると、前述のトラブルにもなりますので、こちらは注意が必要となるでしょう。
また、犬は丸飲みをするものだということを念頭において、おやつのガムやジャーキーなどには注意をしましょう。
こちらは、ドッグフードと違って、喉に詰まらせることがあり、事故の原因となります。飼い主が手を突っ込み取り除き、九死に一生・・・なんていう話もよくあります。

 

愛犬にドッグフードや犬用おやつを食べさせるときは飼い主さんの目が届く状態で与えるようにしましょう。

 

 

 

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