PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

愛犬のお留守番ストレスを減らす方法

 

家族の一員となった愛犬とショッピングやドッグカフェに行くのは楽しいものです。しかし、私たちの住んでいる日本で愛犬と一緒に行ける場所は、まだまだ多いとは言えません。また、お仕事で長時間お家を空けなくてはならないなど、必然的に愛犬はお留守番…というケースもあります。

 

 

愛犬のお留守番トラブル

一人でお留守番させていた時の困った出来ごとでよく耳にするのが、

・出掛けようとすると、とにかく鳴く
・5分以上、ひたすら吠え続ける
・帰宅したら家中のものが破壊されている
・トイレトレーニングはできているはずなのに、別の様々な場所でトイレをしている

などなど・・・。

 

何故、愛犬たちはこのような行動をしてしまうのでしょうか? 基本的に、犬はお留守番が苦手です。元来群れで生活する習性を持つ犬にとって、大好きな飼い主が自分の目の前からいなくなってしまうのは、耐え難いストレスとなってしまうからなのです。しかし、四六時中一緒にいるわけにはいきません。人間と共に暮らし良い時間を過ごしていくためには、一緒に遊ぶ時間もあれば、お留守番の時間も必要となってきます。

 

犬は群れで暮らす習性から、ひとりになるとストレスと感じます。「『基本的』にお留守番は苦手」なのであって、私たち人間側の工夫や気持ち次第で、愛犬がストレスを感じずにお留守番の時間を過ごすことが可能です。

 

 

飼い主の気持ちが伝わって…

ひとりにするのはかわいそう…そんな飼い主さんの気持ちが犬に伝わり、「お留守番=特別なこと、嫌なこと」だと思っていしまい、不安になって騒いだり、吠え続けたりしてしまいます。まずは、飼い主さんがこのような気持ちにならないことが大切です。お留守番は特別なことではなく、日常の一部なんだと愛犬が感じてくれるようにします。

 

「犬は基本的にお留守番は苦手」「お留守番は特別なことではない」を念頭において、様々な工夫で愛犬のストレスを減らしてあげましょう。

 

 

サークルを用意する

ゲージやサークル、ハウスのトレーニングをしておく必要がありますが、これはかなり有効です。犬のいたずら防止だけではなく、誤飲など思わぬ事故を招く危険を回避できます。理想は、小型犬でも一畳分ほどのサークルを組んで、その中にトイレや水、おもちゃ、ベットなどを置いてあげると長時間のお留守番も安心です。サークルを組まない場合でも、ゲートなどである程度スペースを区切ってあげるようにします。

 

閉じ込めて行くようでかわいそうな気がするかもしれませんが、犬はあまり広くない限られたスペースの中で過ごす方が安心するのです。但し、トレーニングができていないと何が何でも外に出ようと柵をかじって歯を傷めてしまったり、床を掘って爪を傷めてしまったり、柵によじ登って落下してしまう危険性があります。

 

しつけは何歳からでも大丈夫ですが、出来れば子犬のうちから慣れておくのがベストです。「閉じ込められた!」と感じないように気をつけながらトレーニングをしていきましょう。また、サークルを利用する場合は、お留守番のときだけではなく、飼い主さんが家にいるときでも日常的に使用することで、サークル=お留守番にならずにストレスを感じず、サークルで待てるようになります。

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おもちゃを用意する

犬がひとりでも退屈しないような、ひとりで遊べるおもちゃを用意します。デンタルコットンのような歯磨きタイプ、コングなどの知育玩具等を用意して留守中に楽しいことに集中して遊べる環境をつくってあげます。

 

おもちゃ選びで注意する点は、口の中に入りきらない大きさのもの、犬が噛みちぎったりできない素材のものにしましょう。また、おもちゃは常に与えておくのではなく、帰宅したら貰うようにしましょう。

 

 

音楽を流す

いつも流している音楽やラジオがあれば、つけたままにして出かけます。突然静かになると、飼い主さん不在で自分がひとりだということを意識してしまいます。

 

 

声かけ

「行ってきます」などの声かけはせず、さりげなく出掛けるパターン、「じゃ、行ってくるから。待っててね」と告げてから出掛けるパターン、どちらが良いとは言いがたいところです。

 

前者の方が推奨されていることが多いのですが、後者の方が向いている場合もあります。これは、愛犬との関係や愛犬の性格、飼い主さんの性格によって違ってきます。

 

お互いに信頼関係がしっかりと出来ていて、更にお互いが依存しあっていなければ、後者のように声を掛けてから出掛けても、人間の言葉で表せば「わかった、待ってる!気をつけてね」となるのです。飼い主が「いない間、ゆっくり休んでてね」くらいの軽い気持ちでいれば、愛犬も「自分を捨てたりしない、必ず帰ってくる」と飼い主を信頼します。

 

帰宅時の場合も、「ただいま」と声がけが良くないのではなく、飼い主側の「待たせてごめん、寂しかったでしょ?」と一緒にいなかった分、可愛がってあげようと、帰宅時にすぐ撫でてあげる等の行為をすると愛犬がそのギャップを感じてしまい「やっぱりお留守番は寂しい!」と思い、お留守番をストレスと感じてしまうのです。

 

飼い主さんの性格、愛犬の性格などでかなり差があるので、どちらのパターンが良いかは、個々によって違ってくるでしょう。それぞれに合った方法を選びましょう。

 

 

長めのお散歩

普段は一緒にいるけれど、久しぶりに外出…という場合は、外出の前にいつもより少し長めのお散歩に出掛けましょう。適度に運動して疲れ、更に飼い主さんと遊んだことで心も満たされ、お留守番中は落ち着いて睡眠をとるようになります。

 

 

室内の温度湿度

お留守番をする部屋の温度や湿度の調節をしてあげましょう。快適にすることで、おもちゃに集中して遊べたり、ゆっくり睡眠をとることができます。お留守番そのもののストレスだけではなく、温度や湿度でもストレスを感じるので、愛犬の身体的な特徴に合わせた環境を整えてあげます。

 

 

トレーニングとともに、お留守番環境を充実させて、お留守番は日常的なことで、飼い主は必ず戻ってくる、お留守番は大好きなおもちゃでのひとり遊びの楽しい時間、静かな休息の時間、そう愛犬に思ってもらえれば、愛犬も飼い主さんもストレスなく過ごすことができます。

 

 

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