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愛犬にノミ、ダニでアレルギー症状? 気を付けたい防虫対策

 

愛犬の皮膚に赤い湿疹が出来ている、ニキビのような吹き出物がある、強いかゆみがあるなど異変があった時、大抵の場合アレルギーを想定します。ですが、犬のアレルギーは食べ物だけが原因でなく、ノミやダニが寄生することで起こる症状もあるので注意しましょう。

 

 

犬のノミ・ダニアレルギーの症状

犬のアレルギーは、年々その原因となる物質が増える傾向にあります。
その中でノミ・ダニによるアレルギーも近年増加傾向にあり、予防の重要性が注目されています。

犬がノミ・ダニアレルギーを起こした場合の症状は
・かゆみ
・炎症
・脱毛
などです。

 

患部がニキビのように赤く腫れあがり、炎症を起こし、不快感から掻き壊してしまう事があります。
このような症状が起こる原因は、ノミが体に噛みついた時に付着する唾液がアレルゲンとなっています。そのため、1匹でも寄生があれば症状が起こってしまいます。

この症状は、犬の場合、尻尾の付け根から背中にかけて起こることがよくみられます。猫の場合は、頸部から背中全域にかけておこりがちです。

 

もし愛犬、愛猫にこのような症状がみられたら、ノミ・ダニの寄生も疑いましょう。
ノミ・ダニのアレルギーは血液を通じて全身に広がり、悪化すると全身を掻き壊す、噛むなどの行動を取ることもあるので、症状がおさまるまではエリザベスカラーの着用も必要です。

治療は、まず動物病院を受診し、ノミダニの駆除を行い、これ以上の増殖を防ぐための投薬を行います。
市販のノミトリ製品の中には、塩素系成分が配合されている刺激の強いものがあるので、症状がみられる傷口がある場合は、無暗に使用せずに動物病院を受診する方が安心です。

 

 

予防期間は地域によってさまざまです

これまでノミ・ダニの予防期間は、春~秋と曖昧にされていましたが、予防が推奨されている期間は地域によって異なります。

例えば沖縄、九州地方のように温暖な気候が続く地域であれば、予防期間は長目に推奨され、東北の涼しい地域であればその分短く設定されています。
この予防推奨期間は各地域の動物病院に相談の上、必要期間をきちんと守るよう心がけておきましょう。

 

 

大切なことは増殖を防ぐこと

愛犬の健康を考え、化学製品を使用したくない、薬剤の使用を最低限に抑えたい、天然成分を活用したいという飼い主さんが増えています。

その為、ノミ・ダニ予防も市販薬を使用せずに、手作りのハーブスプレーを愛用する方もいるでしょう。
ハーブには天然に忌避効果があり、虫を寄せ付けにくくなる効果がありますが、あくまでも忌避であり、完全にシャットアウト出来るほどの強い効果はありません。言葉通りで「予防」「備え」程度に考えておきましょう。

 

ノミ・ダニの寄生は、定期的にシャンプーやブラッシングをし、清潔を心がけ生活をしている場合でも、散歩やドッグランで知らぬ間に起こることもあります。

 

十分に予防をするためには、十分な効果のある薬剤の使用が望ましいでしょう。
また、ノミ・ダニ予防で大切なことは、万が一寄生してしまっても、その後の増殖を防ぐことです。天然ハーブには殺虫効果がないので、この点は動物病院の処方薬を活用すべきと割り切って考えましょう。

処方薬は投与後、体内に浸透し血管内にいきわたり、ノミ・ダニの増殖を根本から断つことが出来ます。天然成分との使い分け、両立を考えそれぞれを上手に活用しましょう。

 

 

ノミ・ダニ予防には効果のある薬剤を

動物病院で処方されるノミダニ予防薬は、大抵の製品は月に1度の投薬を推奨しています。ただ、同じような製品が量販店やネットショップ、中には海外の製品がネット上で安価に販売されている上に、数か月に一度の投薬で良しとする製品もあります。

年々増える商品数にいったいどの製品を選べばいいのかと迷う事でしょう。

これらの予防薬を選ぶときは、まず薬の効果効能をきちんと確認しましょう。
ノミ・ダニ・マダニに効果があるのか?
ノミにだけ効果があるのか?
あくまでも防虫効果、忌避効果のみで殺虫効果がないのか?
などを確認します。

 

一番理想的な薬剤はノミ、ダニ、マダニの忌避効果と寄生したノミ・ダニの殺虫効果があることです。
量販店で市販されている安価な製品の中には、天然成分が配合されているものの、あくまでも忌避効果のみというだけの製品もあります。

この場合、寄生を予防できない、寄生した虫の繁殖を抑止することが出来ない場合もあり、期待しているほどの効果が得られないこともあるので注意が必要です。

海外から並行輸入されている製品は、投薬量の目安が海外の基準で算出、記載されています。

パッケージにうつった犬の写真を頼りに製品を選ぶのではなく、きちんと投薬量を読み解く必要がありますが、大抵の場合、英語だけで記載がされています。

また、使用期限が切れていないかも注意が必要です。

ノミ・ダニの寄生は、単に犬のかゆみや不快感を引き起こすだけでなく、共に暮らす家族にも寄生が広がる可能性のある深刻な問題です。

毎年きちんと予防をし、寄生をしっかりとブロックしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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