PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

犬にドッグフードは一日何回与えればいいの? 1回の量の決め方は?

 

◇はじめに

現在、肥満の犬が増えているといわれています。その主な原因のひとつにカロリーの過剰摂取、つまり「食べ過ぎ」があります。例えば、家族が食べている食事やおやつをおねだりして分けてもらうというような場合、人間にとってはちょっとの量のつもりでも、体の小さな犬の場合、実はそのことが原因でカロリーの摂りすぎになっていることがあります。肥満は、犬にとっても、さまざまな生活習慣病の要因にもなりますから、できるだけ早期に解消することが望まれます。

意外と大切な愛犬の肥満度チェック 記事はこちらから

 

 

 

◇ダイエットよりも大切なこと

ダイエットはもちろん大切です。しかし、まずは太らないに越したことはありません。なぜなら、一度たくさん食べることに慣れてしまってから食事制限をするとなると、愛犬にひもじい思いをさせてしまうことにもなりかねないからです。そうならないためにも、普段から肥満にならない食習慣を実践し、定着させていきましょう。そのためには、まず愛犬にとって適切な食事の量、与えるドッグフードの量を知ることが大切です。
犬が1日に必要とする栄養と必要カロリー 記事はこちら

 

 

 

◇一日のドッグフードを与える回数の目安は年齢によってさまざま

犬が、一日に必要とする食事の回数、ドッグフードを与える回数には年齢による違いがあります。特に、幼年期と老犬(シニア)期にある犬の場合には、成長段階や体調の変化に合わせて細かな気配りが欠かせません。

 

・幼年期

犬は、生後1年未満の幼年期と呼ばれる時期には、まだ食べ物を消化する力が未熟で一度に多くの食べ物を消化することができません。そのため、ドッグフードを与える、1回の量を小分けにし回数を増やす、また、ドッグフードをお湯でふやかして柔らかくしてあげるなどの工夫が必要です。まず、犬にドッグフードを与えるのは、乳歯が生えはじめた生後1か月頃、離乳食からスタートします。この頃は、一度に食べられる量も少なく、またドッグフードを消化する力も未熟なため、母乳と合わせて食事の回数は一日4回ほどになります。

 

現在、動物愛護管理法(動愛法)では、「生後56日を経過しない子犬は販売、ならびに販売のための展示や引渡しが禁止」と規定されており、また、ブリーダーさんの多くが、犬が生後2か月を過ぎてからペットとして飼い始めることを推奨していることから、飼い主さんが愛犬に最初にドッグフードを与えるのは基本的にこの段階以降からということになります。生後2か月過ぎからは、少しずつ離乳食を卒業し、通常のドッグフードを与え始めることになります。ドッグフードを与える回数の目安は一日に3回から4回です。4か月目頃からは、食事回数を3回に減らします。

 

そして、生後6か月目に入る頃になると、消化器官もだいぶ発達し、一度に食べられるドッグフードの量も増えてきま
す。したがって、この頃から生後8か月くらいにかけてはドッグフードを与える回数を1日2回に少しずつ調整していくとよいでしょう。生後8か月を過ぎると、体も大分成長してきます。この頃から、成犬への準備期間として、ドッグフードを与える回数も一日2回のリズムを定着させていきます。

 

 

・成犬期

犬は1歳からは成犬期に入ります。この時期からは、人間の生活リズムに合わせて、ドッグフードを与える回数は朝と夕の2回を基本とします。

 

 

・老犬(シニア)期

一般的に、小型・中型犬では7歳から8歳頃、大型犬では5歳から6歳頃から老犬(シニア)期に入るとされています。この頃から、徐々に食欲や食べ物を消化吸収する力も衰えてきます。ドッグフードの回数は、健康で食欲がある時期は、一日2回のままでかまいません。ただし、成犬と同じ食事量では、内臓に負担がかかることもあるため、ドッグ フードを与える量は徐々に減らしていくようにします。また、体への負担を考えて、体調を見ながらドッグフードの回数を3回あるいは4回と小分けにしたり、ふやかして与えるなどの工夫が必要となります。

 

 

 

総合栄養食のドッグフードPERORI

◇食事の量や回数もさることながら、ドッグフードの質ももちろん大切

ここまで、犬が一日に必要とするドッグフードの量の決め方、食事回数の目安についてみてきました。ドッグフードを与える回数や量と共に注意していただきたいのが、食事の「質」についてです。私たち人間の場合に置き換えてみても、毎食インスタントラーメンや、スナック菓子を食べていては健康のためにバランスのいい食事をしているとは言えません。犬の場合も同様です。愛犬が喜ぶからと、ついついお気に入りのおやつばかり食べさせていては、どうしても栄養に偏りが出てしまいます。

 

・食事の中心は高品質なドッグフードがおすすめ

栄養のバランスを考えるなら、まずは質の高いドッグフードを選んでそれを食事の中心に据えることをおすすめします。ドッグフードの総合栄養食と呼ばれるものは、水以外の犬に必要な栄養素をバランス良く配合しており、愛犬のダイエットや体調管理のための強い味方です。

 

・ちょっとした工夫でドッグフードにより食事の満足度もアップ

犬は、ドッグフードを与える量よりも、「食事をもらったという出来事」に喜びを感じる動物だといわれています。実際、大好きなおやつは口に入れたらほとんど噛まずに飲み込んでしまうことも多く、ちょっとの量の違いは犬たちにとってはまるで関心の外にあるかのようです。このことをふまえると、同じドッグフードの量でもそれを数回に分けてあげることで、より満足を感じやすくなるといえます。食事の量を増やさずとも満足感を高めることができて、まさに一石二鳥ですので、わんちゃんが頻繁におねだりをする場合には、ぜひ一度お試しください。

 

・おねだりする犬の気持ち

また、おねだりするわんちゃんの気持ちとしては、実は、食事とともに飼い主さんとのスキンシップを求めているのかもしれません。食事を与える際に、ただドッグフードを与えて終わりではなく、キレイに食べたら頭を撫でてほめてあげるなど、愛情表現も忘れずに行うことで、きっと愛犬の満足度も変わってくるでしょう。

 

 

 

◇おわりに

犬は狩りをしていた頃の習性から、食べられるときにたくさん食べて、食べ物を得られないときに備える、いわゆる「食いだめ」をするといわれています。そのため、1日1回ドッグフードを与えれば、人間のように朝昼晩と3度の食事をしなくても、基本的に体調に大きな変化などはなく、飼い主さんの生活リズムに合わせて毎日ある程度、決まった時間にドッグフードを与えるようにすれば、犬もちゃんと順応してくれます。

 

また、人間の場合にも「朝は食べないほうが調子がいい」「昼ごはんと食べると眠くなって調子が出ない」などの理由で1日2食、あるいは1食で元気に生活している方もいるように、犬の場合も、同様に食事のリズムには個体差があり、食べ物全般に興味津々で常に食欲旺盛な犬もいれば、一方で、お気に入りのおやつなど、好きなもの以外にはあまり食べ物に興味を示さない犬もいます。したがって、今回紹介したドッグフードを与える量や回数は、ひとつの参考基準、あくまで目安としてお考えください。そして、実際のドッグフードの与え方に関しては、愛犬の体調や生活リズムに合わせて調整してあげましょう。

 

 

 

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