PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ
犬の成長スピードは人間よりもはるかに早く、犬種や健康状態などによって個体差があるものの、小型犬で7歳位から、中型犬で6歳位から、大型犬で5歳位から…シニア期に入ります。いつまでも可愛い子供のような存在でも、実はあっという間に愛犬は飼い主さんの年齢を追い越してしまいます。
・立ち上がり、座るときの動作がゆっくりになる
後ろ足の筋肉が衰えてくるので、屈伸動作に時間がかかります。
・しっぽが上がりにくい
下半身の筋肉が落ちると、しっぽも上がりにくくなります。
・段差をスムーズに越えられない
関節の動きが悪くなり、段差が苦手になります。
・ゆっくり歩く
筋肉が衰えたり、関節に痛みがあると歩みも遅くなります。
・物によくぶつかる
視力が落ちている、体が思うように動かなくなっている場合などにおこります。
・呼んでも反応がうすい
聴力の低下、好奇心の低下により反応が悪くなります。
・口臭がする
唾液量の減少などで歯周病が進み口が臭くなります。
・寝る時間が増える
物事への関心が薄れ、寝ている時間が多くなります。
・お尻が小さくなった
下半身の筋肉が落ちて、だんだんとお尻が小さくなっていきます。
・目が白っぽい
白内障を発症すると目が白く濁ってきます。
・フケやイボが見られる
皮膚の老化に伴って、フケが出たり、イボができたりします。
・白い毛が増えてきた
口の周りなど、顔から少しづつ白い毛が目立つようになってきます。
さて、老化のサインが表れはじめた愛犬が健康を維持する為には、運動と食事の量や与え方の見直しが必要となります。年齢を重ねると、新陳代謝が下がり、運動量も減ります。その反面、食への執着が強くなるシニア犬は多く見られます。
また、それとは逆に、色々なことが出来なくなった自分にショックを受けて、食欲までも落ちてしまうシニア犬もいます。更に年齢を重ねると、一度に食べられる量も減ってきます。
そんなときに、どのタイプのシニア犬の場合でも一役買ってくれるのが「おやつ」です。
確実に運動量は減っているのに、食欲満点!というシニア犬は「おやつ」の量を注意しながら与えます。また、与えたおやつのカロリー分はドッグフードの量を減らさないと、運動量も減り、新陳代謝が落ちてきているシニア犬はすぐにカロリーオーバーとなり肥満になってしまいます。シニア犬が一日に必要なカロリーは次の数式で割り出すことができますので、目安として一度チェックしてみましょう。
避妊・去勢手術をしていない場合
(30×体重kg+70)×1.4=一日に必要なカロリー
避妊・去勢手術をしている場合
(30×体重kg+70)×1.2=一日に必要なカロリー
現在ダイエット中の場合
(30×体重kg+70)×1.0=一日に必要なカロリー
特にシニア前期は若い頃よりも太りやすいので(シニア後期は、食べても太らなくなってくる)、マメな体重測定でドッグフードとおやつの量のバランスに気をつけましょう。
臭覚や視覚などをフル活動させるので、ちょっとした運動や脳の刺激になります。
小皿やコングなどの知育おもちゃを複数用意して、おやつをそれぞれに入れて、部屋のあちこちに置きます。
隠し場所は、愛犬が見つけやすい場所など難しすぎない所に。始めは見えるところに置いてもかまいません。慣れてコツをつかんできたら、家具の陰、本やマットの下に隠してみましょう。
愛犬が見つけたら、たくさん褒めて、そのおやつをあげます。飼い主さんも楽しむこと、見つけたら飼い主さんも心から喜び、そして褒めてあげることで、落ち込んでいるシニア犬の自信UPや喜びにつながります。
おもちゃにあまり興味がない犬には、飼い主さん自身が「宝」となり、隠れて愛犬の名前を呼び、飼い主さんを探し当てたらおやつをあげるという方法もあります。この場合も、始めは見える位置で顔だけ出して呼んで、見つけやすいようにしてあげましょう。
どちらも、初めから難易度を高くしてしまうと興味が失せてしまったり、更に落ち込む原因になってしまいますので、愛犬の様子をよく見ながら楽しみましょう。
長めのマットに大好きなおやつやドッグフードを点在させておきます。マットの前でマテをさせ、よし!の合図で食べさせます。一粒ずつ集中して食べていくので、満足感もUPです。
2個の紙コップを用意し、一方にだけおやつを入れておき、入っているほうを鼻で触れたり、手で倒したり、くわえたりしたら当たり!で、そのおやつも貰えるゲームです。
始めに、2個の紙コップ(1個はおやつ入り)を嗅がせます。
愛犬にマテをさて、前方に紙コップを伏せて置き、よし!の合図で選んでもらいます。
宝探しゲーム同様、見事当てたらたくさん褒めるなど、楽しみながら行いましょう。
内臓機能が低下してくるシニア期のおやつ選びは、それらをサポートしたり、食事では摂取しきれなかった栄養素を取り入れられるようなものを選ぶと、健康維持に役立ちます。
・鹿肉や鶏ササミジャーキーのような高たんぱく、低脂質のもの。
・腸の働きが低下してくるので便秘がちなシニア犬には、食物繊維を含んだもの。
・免疫力の低下により、膀胱炎になりやすいので、クランベリーなどの細菌の付着を抑える作用、尿のpH値を酸性化させ細菌の増殖を抑える作用があるもの。
・認知症の予防にDHAを多く含んだ鮭などを使用したもの。
・認知症の予防に高い抗酸化作用を持つブルーベリーなどを含んだもの。
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だんだんと色々なことに関心が薄れていくシニア犬だからこそ、大好きなおやつで刺激を与えたりして、コミュニケーションを取りながら、ゆっくりとシニア期を共に楽しみたいですね。