PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ
ドッグフードの給餌量は多くの飼い主さんが迷うところではないでしょうか? ドッグフードのパッケージには、体重や年齢と一緒にそれぞれの給餌量が記載されています。そして、殆どの場合「あくまでも目安量です。愛犬の体調を見ながら調節してください」と書かれていることでしょう。さて「体調」とは、何を基準にして、どのように判断していけばよいのでしょうか?
うんちは健康のバロメーターです。便の状態をチエックする時間帯は、ゆったりと睡眠をとった朝の便が最適です。
・適度な硬さの便・・・適切
・硬くコロコロ便・・・少ない
・やわらかい便・・・多い、または消化不良
適度な硬さとは・・・愛犬の便をティッシュでつまんでも崩れない、ペットシーツや地面に少し跡が残る、耳たぶ程度の硬さのことを言います。下痢状の便であれば、給餌量を10%程減らし、硬すぎる場合は10%程増やして様子を観察します。
・ガツガツと食べる
少ない可能性が。もう少し量を増やしてみても大丈夫かもしれません。元気に食べていると判断しにくいかもしれませんが、「もりもり」ではなく「ガツガツ」とがっついて食べている状態です。
・食事後に食器をしつこく舐めている
少ない可能性があります。もう少し量を増やしてみましょう。
・あまり欲しがらない
多い可能性があります。
・残してしまう
多い可能性があります。15分ほど様子をみても食べていない、又は残しているようであれば、片付けて次の食事まではお水以外、何も与えないようにしましょう。
愛犬が健康で元気な状態であれば、子犬の場合は1食分、成犬の場合は1~2日分くらい食事をぬいても大丈夫です。それでも食べない場合は、どこか具合が悪いのかもしれないので、動物病院へ行ってみましょう。
このように、体調をみながら量を決めるのに一番分かりやすいのは便の状態の確認です。また、太りすぎや痩せすぎでも体調を崩します。ドッグフードのパッケージにある体重による給餌量は、個々の犬の運動量、生活環境、避妊や去勢などによって条件も様々です。
更に、犬種別の平均体重で見るのではなく、愛犬の体型を見て判断していくことをお勧めします。理想は、真上から見て腰に少しくびれがあり、わき腹を触ればうっすらと肋骨の感触を感じる程度です。
意外と大切な愛犬の肥満度チェックでも詳しくご紹介しています。
愛犬のベスト体型を知り、そのベストな状態の時の体重を愛犬の標準体重として管理、その標準体重を維持しつつ便の状態を見たり、食欲の状態を見たり、日々愛犬のことをよく観察し健康状態をチェックしていく、それが「体調をみながら」ということになりそうです。