PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

缶詰ドッグフード選びは見た目が大事

 

食へのこだわりが強くて、シニアになり柔らかい食事でないと食べない…様々な理由から愛犬への食事に「缶詰ドッグフード」を用いているご家庭も多い事でしょう。缶詰はドライのドッグフードと違いサンプル品の配布が無い上に、パッケージにも「中身そのもの」の写真が載せられていない事がほとんどです。購入後、開封して初めて中身を知る、匂いを知るということが当たり前になっている製品です。

 

缶詰ドッグフードも成分表示の確認を…

ドライのドッグフードを購入する時にパッケージに記載されている成分表示を確認し、「肉が主原料になっているか?」「肉の種類は?」「たんぱく質含有率は?」と細かく確認する事も最近では当たり前になりつつあります。

 

でも、缶詰ドッグフードの場合、ドライフードほど品質に関する注目が集まっていないもので、購入時にさほど細かく確認をせずに購入される方が多いようです。購入の決め手となるのは「メーカー名」「愛犬が喜んで食べるかどうかという嗜好性」「価格」があげられるほどですから…。でも、本来であれば、ドライフードよりも添加物が多く、事前に中身を確認できない製品なのですからより厳しい目でチェックすることが必要と言えるでしょう。

 

 

カラフルな缶詰ドッグフードは日本人向け…

アメリカにある大手ペットショプの関係者が日本へ来日し、日本のペットフード、缶詰ドッグフードについての市場調査を行った際にとても衝撃的だと言っていた事があります。日本の缶詰ドッグフードはまるで「ケーキ」や「おもちゃ」の様で「これは食べ物なのか?」と、あまりにカラフルで、綺麗に成形された缶詰ドッグフードの中身を見て驚いたそうです。

 

確かに、海外では日本のようにサイコロ型にカットされた肉が原型を残している事、野菜を丸や四角に成形するという事を必要としていないので、日本の製品がとても不思議に思えたのでしょう。

 

実は日本で市販されているカラフルで華やかな色の缶詰ドッグフードというのは、日本人向けに開発された製品なのです。缶詰ドッグフードは、ドライフードに比べ価格が高く、毎日与えるには予算もかさみますから、様々な加工をし高級感を出す事でその点をカバーしているのです。

 

 

加工の工程を考えてみましょう

私達人間の食事を考えてみましょう。肉も野菜も加熱する事で本来の色を失い、型崩れも起こします。肉と一緒に煮込めばさらに柔らかくなって、風味も混ざりあってしまいます。ゼリーで固めることはできても、保存は数日が限度です。でも、市販されている缶詰ドッグフードは、カラフルな野菜の色が残り、肉は鮮やかなピンク色、缶を開けた瞬間に愛犬が振り向くほどに風味も豊かです。

 

つまり、これらの視覚的効果は「添加物」によって生み出されているのです。体内に過剰な添加物を取り込む事はアレルギーや虫歯、肥満などの症状を引き起こすきっかけにもなるので、缶詰ドッグフードを与える場合には適量を適度にと覚えておきましょう。もし、愛犬が年老いて硬いものを食べ辛いのであれば缶詰ドッグフードより、ドライフードをふやかして与えたり、ドッグフードで簡単スムージーを作って与えてもよいでしょう。

 

食に関するお悩みの解決に缶詰ドッグフードを使用する場合には「加工」する事で色が失われるという事を当たり前と思い、必要以上の加工がされていない事を理想的と考えておきましょう。肉、野菜を粉砕し、加熱して製造するのですから、色は変色し、形状もペースト状が当たり前なのだと…。色が悪いから、おいしくないのではありません。色や形がないからこそ安全なのです。

 

 

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