PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

ドッグカフェで静かに過ごさせたい!トレーニング法は?

 

 

近頃、ペット同伴可のレストランやカフェを多く見かけます。飼い主さんの足元に静かに座っている犬を目にすると、うちの犬もなんとか落ち着いてくれないかなと憧れます。

 

食欲が旺盛だから、やんちゃな性格だから、とあきらめずに、犬に正しい過ごし方を教えてあげるだけで、この願いは簡単に叶える事が出来ます。

 

 

犬は視覚で学習します

犬は、聴覚がすぐれている、嗅覚がすぐれていると言われています。確かに人間の何倍もの感覚を持っています。しかし、実際には犬は情報の6割以上を目から吸収していると言われています。

 

つまり、ドッグカフェでも、静かに飼い主の足元で過ごす犬を目にすれば、その姿が正しい過ごし方だと理解し、逆に、飼い主に要求吠えをし、足に飛びつく姿を目にすれば、自分も同じ事をすればいいのだと理解します。

 

ドッグカフェに連れて行き、静かに過ごす事を身に着けさせたいと思ったら、まずは店内を見渡し、静かに過ごせている犬の近くの席を選びましょう。

 

落ち着きがない、吠えてしまうかもしれないと不安に思う飼い主さんの中には、同じように落ち着きがない犬がそばにいた方が、周りに迷惑がかからない? 目立たず過ごせる? と思う事もありますが、これはかえって逆効果です。

 

 

練習中は、マットを持参します

飼い主さんが食事をしている最中は、ウロウロ歩きまわる事や足に飛びつく事なく、じっと座っていて欲しいと思いますよね。

 

その練習をするには、愛犬のサイズにあったマットを持参します。マットのサイズは愛犬が伏せた状態で、前足が自然に伸ばせる長さと、愛犬の体が収まる程度の幅があれば十分です。

 

席に着いたら、飼い主さんの足元にマットを敷き、足で軽く踏み、マットがずれないように押さえておきます。愛犬にオスワリの合図を出し、オスワリをさせます。この時、愛犬の鼻先にドッグフードやオヤツを当て、マットの上に誘導します。マットの上でオスワリが出来た瞬間にドッグフードを食べさせます。

 

飼い主さんの食事の最中も、マットの上にいられるように、マットから愛犬がはみ出したらすぐにオヤツで誘導し、マットの上に戻します。愛犬が、自らドッグフードやおやつをせがんでも、与えません。マットの上で静かにオスワリやフセが出来ている時にだけ、少量ずつ与えます。

 

マットの上で過ごす事が理解出来るようになってきたら、マットを二つ折にしてサイズを狭めます。次第にマットのサイズを小さくし、愛犬の体がマットからはみ出しても同じ事を繰り返し教えます。次第に、愛犬はマットが無くても、飼い主の足元の定位置で過ごせるようになります。

 

 

コングや知育玩具を持参する

飼い主の食べている物が気になる、足に飛びつく、ウロウロ歩き周ると、なかなかじっとしていられない性格の愛犬には、知育玩具を持参し、ドッグカフェへ足を運びます。

 

席に着いたら、リードを短く結び、行動範囲の制限を掛けます。リードを結ぶ場所は、椅子の足や飼い主がリードを踏んでもいいでしょう。

壁に取り付けられたリードフックは不向きです。リードの結び目を低い位置に固定する事で、愛犬は自然と立ち上がる事、飛び跳ねる事が出来ない状態になるからです。

壁のリードフックは、位置が高い上に、壁に手をつき簡単に立ち上がる事が出来てしまい、しつけの面からは逆効果です。

 

飼い主の料理が届く前に、愛犬に知育玩具を与えます。ただし、知育玩具は愛犬にゆだねてしまわずに、飼い主が一方の足で踏み固定します。この場所で遊ぶように愛犬に教える為です。知育玩具で遊ぶには、飼い主の足元にいなければならない事を愛犬が理解すると、自然と飼い主への飛びつきやウロウロとした行動も無くなります。

 

飼い主が席を立つまでは、知育玩具の中に食べ物を補給しつつ、正しい場所、過ごし方を教えていきます。

 

犬は飼い主との外出や新しい刺激が大好きな動物です。一度では上手くできなくても、その都度、正しい行動、過ごし方を教えてさえおけば、シチュエーションに応じた対応が出来るようになっていきます。

 

 

 

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