PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

ドッグフードが原因で被毛が退色?

 

インターネット上の書き込みや、飼い主同士の交流の場で、「トイプードルのレッドと言われて、ペットショップで購入したけれど、成長と共に被毛の色が薄くなり、アプリコットになってしまった。クリーム色に近いほど色が薄くなってしまった!」という話があります。

 

この現象は特にトイプードルのアプリコット、レッドで多く見られるケースです。

もちろん、愛犬として家族同様に生活をしているので、かわいいわが子には変わりありませんが、色の変化について、ペットショップへの多少の不信感はあるでしょう。

 

 

犬は、色素が濃くなる動物です

基本的に、犬は成長と共に色素が濃くなる動物です。例えば、生後、間もない頃は、真っ白に近かったチワワも成長と共にクリーム色になり、中には薄い茶色にまで被毛の色が変わる犬もいます。

 

パピヨンも成長と共に色柄がはっきりとする犬種です。マルチーズも成長と共に耳や尾など体の一部がクリーム色や薄い茶色になることもあります。大抵の犬は成長と共に、被毛も次第に変化します。

 

色が薄くなる犬種として挙げられるのは、シーズーです。シーズーは子犬の頃は白と茶色の経路がはっきり分かれていますが、成長と共に色が薄くなり、中には、ほぼ一色の白に近い色になる事もあります。

 

 

プードルは、基本的に被毛の色は変化しません

プードルの基本色は、白、黒、シルバーです。この3色の交配の中で突然変異的に誕生した色がレッドやアプリコットだと言われています。基本的にプードルは成長途中で、色素の変化がない犬種です。

 

しかし、中間色と呼ばれるレッドやアプリコットは、とても色素が不安定で、成長と共に退色してしまう個体も多くいます。退色の原因は様々で、両親の毛色に起因する、運動不足や発育不良、栄養バランスの悪い食生活、ストレスなどの説があります。

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食生活の乱れも理由の一つ

犬の皮膚・被毛の状態は、毎日食べているドッグフードの栄養バランスや、健康状態と密接に関係しています。アレルギーやかゆみ、湿疹などの目に付きやすい症状以外でも、様々な不調が現れます。

 

プードルの場合、必須栄養素が不足した食生活を長く続けると、次第に体調不良、新陳代謝の悪化、消化機能の低下などを招き、その不調のサインが被毛の変化として現れることもあります。

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被毛が次第に少なくなり、中には地肌が見える程に抜けてしまう事も…。コシも無くなり、プードル特有のカールも弱まり、ハリコシのない薄いストレートヘアーに成る事もあります。当然、色も薄くなり、アプリコットがクリームに、レッドがアプリコットにと退色します。

 

特にかゆみや皮膚トラブルがない場合、病院での投薬治療は必要ありませんが、食生活の見直しも早期に行うことが望ましいでしょう。

 

タンパク質を十分に配合しているドッグフード、人工添加物を使用していない無添加のドッグフード、愛犬の体調にマッチし、日々、健康的な排便のあるドッグフードを見つけ、切り替えをしてあげましょう。

 

犬も、若く健康なうちは、十分な毛量があり、しっかりと根元から立ち上がっています。カールがある子は、濡れている状態では、特にカールが強く出ます。被毛の退色や変化が気になり始めたら、何等かの不調のサインだと気づいてあげましょう。また、一度、退色してしまった色素が、元に戻る事はありません。

 

退色を食い止める方法も個体差があり、特定されていませんが、体の内面から健康になることも大切です。体質改善には、まずは食事の見直し、ドッグフードの見直しをして、体質から改善してあげましょう。体質の改善には、数か月の時間を要します。焦らず、ゆっくりと取り組んであげましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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