PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

ステージ別ドッグフードの与え方

 

犬の成長過程での食事の与え方

犬も哺乳期、離乳期、成長期、成犬期、高齢期とそれぞれのステージに分かれます。各ステージにより、食事の与え方が異なります。

 

 

親犬の母乳を飲む哺乳期のフレンチブルドッグ

【 哺乳期 】

誕生~生後30日位まで

 

この時期は、基本的に母犬の母乳で育ちます。母犬が母乳を与えなかったり、母乳だけでは足りない場合は人工哺乳を行います。哺乳で育てる場合は必ず子犬用のミルクを与えます。母乳と成分が近い、栄養たっぷりのヤギミルクもおすすめです。

 

 

【 離乳期 】

生後30日~60日位まで

 

早い子で20日位から少しずつ離乳食を始めます。小さな可愛らしい歯が生えてくる頃です。1~2日目位は1日1回、口の周りに付けてあげる程度でかまいません。わんちゃんによっては、すぐに喜んで舐める子もいますが、なかなか食べてくれない場合もあります。ですが、食べなくても心配する必要はありません。徐々に慣れて食べるようになるので安心して見守りましょう。3~4日目位から1日2回と徐々に増やしていき、1週間から10日程で離乳を完了出来れば良いでしょう。与える量は便の状態を見ながら与えます。離乳が完了してから便がゆるいようであれば与えすぎ、逆に硬い場合は少なすぎといえます。また、ふやかし不足でも消化不良便(ツブツブとしたものが混ざった便)になり、水分が多すぎなふやかしフードでも便はゆるくなります。うんちは健康のバロメーターなので、よく観察しましょう。離乳が完了したら、1日3~4回に分けて与えます。

 

《 離乳食の作り方 》

離乳食は基本的にドッグフードにお湯をかけ、ふやかして作ります。
この時に注意したいのが温度です。熱湯を使うと栄養素を壊してしまうので、40度前後のお湯が適しています。芯が残らない程度にふやかしますが、所要時間はドッグフードの種類によりさまざまなので一概には言えません。30分程度で出来上がるフードもあれば、1時間経ってもまだ芯が残っているというフードもありますので、何粒かで試してみると良いでしょう。ふやかす時の容器はタッパーを用意すると便利です。蓋をすることにより、少し蒸されて「ふっくら」とした仕上がりになります。感覚としては、適度に水分を含んだスポンジ…といったところでしょうか。離乳食初日~完了位までは、ふやかしたドッグフードをミルクでペースト状にして与えます。完了してからは、徐々にふやかしたドッグフードをそのまま与えます。

 

 

ふやかしたドッグフードを食べる成長期の子犬

【 成長期 】

小型犬:生後60日~10ヶ月位 / 中型犬:生後60日~1年位 / 大型犬:生後60日~1年半位

 

ふやかしたドッグフードを1歳頃まで好む子もいれば、90日位からドライフードオンリーを好む子もいます。目安として6ヶ月~8カ月頃までにはドライフードオンリーになると良いでしょう。ブリーダーやペットショップにより移行の方法も回数もさまざまで、どちらが正しい、誤り、とは言いがたいところです。
6ヶ月~8カ月頃までは1日3回の食事が理想的ですが、お仕事などの都合により1日2回になってしまったからといって、犬の健康を害する訳ではありません。但し注意したいのが、あまり食事の間隔を空けすぎると小型犬の子犬ほど、低血糖を起こしてしまいがちです。低血糖は子犬によっては命を脅かすものにつながるので注意しましょう。

ドライフードへの移行方法は二つあります。一つ目は、ふやかしたドッグフードの水分を徐々に減らしていく方法。二つ目は、ふやかしたドッグフードに少しずつドライフードを加えていく方法です。この場合、ふやかしたドッグフードにドライフードを混ぜ込むのではなく、ふやかしたドッグフードの横に、徐々にドライフードを増やして置いていきます。この時、ドライフードをそのまま噛まずに呑み込んでいないか確認しましょう。きちんと噛んで食べていれば安心ですが噛まずに食べるようなら喉を詰まらせる可能性があるので、当面はふやかしたドッグフードを与えるようにしましょう。

 

 

ドライのドッグフードを食べる成犬期のポメラニアン

【 成犬期 】

成長期以降の7年間程度

 

1日に2回ドライフードを与えます。急いで食べる愛犬の場合は、のど詰まり防止にお湯やお水、犬用ミルクをかけて与えるのも良いでしょう。

 

 

ドッグフードを食べさせてもらう高齢期のキャバリアの老犬

【 高齢期 】

小型犬:7歳位~ / 中型犬:6歳位~ / 大型犬:5歳位~

 

高齢になると、一度に沢山食べることができなくなる犬もいます。そのような場合は1日3回程に分けて与えます。歯が健康であれば、今までどおりカリカリのドライフードを好みますが、もし残すようであればふやかしてあげると良いでしょう。また、食欲がないようなときはふやかしたフードを少し温めてあげると匂いがたち、食欲を刺激します。いずれにしてもしっかり栄養が摂取できるよう、栄養バランスの整ったドッグフードを選んであげましょう。さらに高齢になり、介助や介護が必要な犬の場合、自分で立って食事ができる犬でも首を下げての食事が負担になってきますので、お皿を台の上に置いて食べやすいようにしたり、口の高さまで持っていってあげるとシニア犬も快適に食べることが出来ます。立てなくなった犬の場合は、必ず頭が少しでも体より高い位置にくるようにして食べさせてあげます。伏せの状態が自分で保てるようならそのままで、無理な場合は、抱っこをしたりクッションなどに寄りかからせたりすると食べ物が食道にひっかかってしまうのを防げます。

 

 

いずれの時期も新鮮なお水が常に飲めるようにしておきましょう

お水は体の代謝の働きを助け、老廃物や毒素を尿として体外に出します。お水も食事と同様、健康な体を保つために、必要不可欠なものです。適切な水分補給を忘れないようにしてあげましょう。

 

フードボウルにたっぷりと入った水を飲む犬

 

 

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