PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ
犬の下痢や嘔吐には様々な原因が考えられます。犬は元来、このような症状が起きやすい生き物ではありますが、体が訴える体調不良のサインでもありますので、よく観察し、対処していきましょう。ここでは主に毎日食べるドッグフードに着目していきます。
犬は「吐く」という行為をよくするのですが、その「吐く」には2種類あり、この違いを見極める事が大切です。
これは急いで食べたりした場合に起こります。主に食道から胃に入ってすぐに吐き戻し、出した物も形はそのままといったケースです。吐き出した物をもう一度食べる行為も見かけます。
吐いた物がある程度消化された状態を言います。胃や腸に達し吸収の時に何らかの原因で外に吐き戻されます。この場合、吐いた物をもう一度食べることは殆どありません。
食事によるもの、寄生虫によるもの、ウィルス感染によるもの、腫瘍や腸炎等によるもの、冷えによるもの、ストレスによるもの。
今食べているドッグフードは愛犬の体の負担になっていませんか?
もともと、子犬時期から食べ物にアレルギーを持っている犬もいれば、粗悪なドッグフードが原因でアレルギーを引き起こしてしまう、というケースもあります。アレルギー反応には皮膚の痒みの他に、下痢や嘔吐などの胃腸に症状が現れる事があります。いつもウンチがゆるい、嘔吐物に黄色い胆汁が混ざっている等があれば、毎日の食事の見直しをしてみましょう。もちろん、ぐったりしているようであれば、すぐに病院へ行き獣医さんの診察を受けてください。
ご自身に置き換えて考えてみてください。スーパーへ行って美味しそうな食べ物があり、しかも安い!「美味ですよ~、添加物沢山使用してますが安いですよ~、原材料の出どころ不明ですが、まぁ美味しいし安いからいかがですか~?」なんて、売られていたら・・・。いくら美味しそうでも買いませんよね。愛犬のご飯も一緒です。一般に安く売られている物は、新鮮な食材を使用していないため、人工添加物等を加えて「美味しそう」に見えるように、「香る」ように作られています。また、犬にとって重要なたんぱく源でさえ、市場に食用として流通しない肉や魚を使用している事が多くあります。安価でドッグフードを販売するために、通常で考えると廃棄するような部位を安価に仕入れ、原材料として使用しているのです。人工的に付けられた美味しそうな香りに思わず食べてしまう…しかし、お腹が拒絶反応を起こし、嘔吐や下痢を引き起こす。更にはアレルギーにもなってしまう…。
愛犬も人間と同じ大切な家族の一員だと飼い主さんは誰しもそう考え、愛情を注いでいることと思います。愛犬は自分で食事を選ぶことができません。飼い主さんに出されたものを食べるしかないのです。健康で元気な愛犬と楽しく豊かな時間を過ごすために「愛情」「適度な運動」そして「食事」にも気を付けていきましょう。