PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ
でも栄養バランスは? 食材は? ドライフードはいらないの? と気になっている方も多いのではないでしょうか。
キッチンで調理を始めると、その音だけで喜んでしまう・・・愛犬達は手作り食が大好きです。確かにドッグフードの油脂はシニア犬には胃にもたれてしまうことがあります。また、添加物が苦手な犬もいます。出来る事なら、毎日手作りごはんが理想的と思うのではないでしょうか?
最近では、犬はオオカミと違い雑食だという学説まであるほどに、犬の栄養学はさまざまな研究が進んでいます。犬は人間とともに暮らすことで、雑食としての進化をとげ、肉以外にも野菜でも果物でもなんでも食べるようになっています。しかし、昔から変わらないことは、犬は炭水化物や穀類の消化吸収力が低いということです。
室内で過ごすことの多い小型犬でさえ1日に必要な摂取カロリーは想像以上のものです。毎日必要な摂取カロリー分の肉類を用意した場合、お皿には山盛りの肉が盛られることになります。その山盛りの肉を1日で食べきるには・・・毎日その量の肉を用意するには・・・飼い主さんにとっても、愛犬にとっても負担があることでしょう。
肉から余分な水分を抜き取り、凝縮させたものがドライフードです。水分がないことで、肉のかさは1/10ほどに小さくなります。だからこそ、小型犬であっても、少量の食事で1日分の栄養素が効率よく摂取できます。
100%手作り食というのは、栄養面も手間も何かと大変なものになります。しかし、ドライフードをベースにトッピングするスタイルであれば、様々な食のバリエーションを手軽に楽しむことが出来るのではないでしょうか。
季節ごとに旬の野菜を取り入れたり、珍しいお肉をちょっとトッピングして与えるのもいいでしょう。
手作り食では栄養バランスが悪いとは言えませんが、手作り食のみではなく、栄養面を考えてドッグフードと上手に使い分け、栄養バランスを整えて愛犬の健康な体を維持する事が大切です。