PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

犬に与えてもよい食べ物について~野菜・果物~(後編)

 

前回、犬に与えてもよい食べ物の前編では、犬に野菜・果物を与える際に気をつけたいことや野菜についてご紹介しました。今回の後編では犬に与えてもよい果物についてご紹介します。

犬に与えてもよい食べ物について~野菜・果物~(前編) 記事はこちら

 

 

犬に与えてもよい食べ物 ~果物編~

野菜と共に、季節の果物は栄養たっぷりで愛犬の食事としてドッグフードのトッピングにしたり、おやつにぴったりです。

 

・イチゴ

イチゴはビタミンが豊富で、同じ量ではレモンを上回るビタミンCが含まれています。ビタミンCはストレス緩和に効果があるとされており、イライラのたまった愛犬の気分転換にもおすすめです。

 

・りんご

りんごは食物繊維が豊富で、整腸作用のある果物です。

「りんご1個で医者いらず」ということわざがあるように、他の果物と比較しても優れた健康効果を秘めています。みずみずしい果肉には、ビタミン・ミネラルがバランスよく含まれ、また食物繊維が豊富で便秘解消にも効果があるとされています。また、食べごたえがある割に低カロリー、おまけに中性脂肪を減らす働きもあるため、ダイエット中の愛犬にもぴったりです。

 

・バナナ

バナナは、カリウムやマグネシウムなどのミネラル成分が豊富で整腸作用のある果物です。バナナに含まれるブドウ糖や果糖、ショ糖などの糖類は、疲労時の栄養補給のスピードが早く、早期に疲労を回復させる働きがあります。そのため、お散歩など運動が大好きな愛犬には特におすすめしたい果物です。ただし、果肉表面の繊維質は、消化管に詰まってしまう恐れがあるため、キレイに取り除いてからあげるようにしましょう。

 

・柿

柿には、ビタミンCやβカロテンが豊富に含まれています。また抗酸化作用があり、体の中から酸化を防いでくれます。ただし、皮や種は繊維質で、また果肉部分も一度にたくさん食べるとお腹がゆるくなる場合がるので、皮や種は取り除き、果肉部分だけを少量ずつあげるようにしましょう。

 

・梨

梨は水分が多く、犬の水分補給にぴったりの果物です。
犬にとっては、独特のシャキシャキとした歯ごたえが魅力なようで、好んで食べるワンちゃんも多いようです。また、体を内側から冷やしてくれるので、暑さの残る季節には熱中症や夏バテ対策にも効果が期待できます。

 

・すいか

すいかも水分が多く、水分補給にぴったりです。カロリーも少なく水分補給に最適です。カリウムも豊富に含まれているため利尿作用もあります。梨と同じく夏バテ解消にも効果的。皮と種を取り除き果肉部分だけをあげるようにしましょう。

 

以上、犬が食べても大丈夫な果物の一部についてご紹介しました。

 

 

ちょっと控えめなくらいが愛犬にとっては適量

よく「人間の小さな一口が犬の1回の食事量」ともいわれるように、例えば、スプーン一杯程度のつもりでも、体の小さな犬にとっては、それが一回分の食事の分量に相当することもあります。

 

犬には満腹機能がなく、食いだめする習性から、たとえお腹がいっぱいでもおねだりを続けることがありますので、そんな時は、飼い主さんの方でしっかりと食べる量をコントロールしてあげてください。特に、野菜は栄養価が高い反面、繊維質の強いものなどは、食べ過ぎるとお腹が緩くなることも多く、与えすぎには十分気をつける必要があります。

犬は満腹でもドッグフードをおねだりするって本当? 記事はこちら

 

例えば、主食となるドッグフードに季節の野菜や果物をアクセントとして添えるような使い方をすると、分量を抑えつつ、いつものドッグフードに季節感を持たせることもできてよいのではないでしょうか。もちろん、適量ならば、おやつやご褒美としてあげることも問題ありません。

 

 

おわりに

食べることが大好きな犬にとって、食事は何よりの楽しみです。そして、大好きな家族が食べているものを一緒に食べてみたいというのも、実は多くの犬の願いなのかもしれません。そして、その願いをかなえてあげるためには、飼い主の方の「食」への理解が欠かせないものとなります。

 

また、調理の際には、味付けにも気を配ることが大切です。とりわけ、犬の場合には、塩分を摂りすぎると肝臓を悪くしてしまう恐れがあるため、味付けは塩分を控えるか、薄味にするようにしてください。犬は、食事を味覚よりも、においと食感で楽しんでいるため、薄味でも充分に美味しく感じることができます。

・犬の体に害のあるもの(食べさせてはいけないもの)
・調理法を工夫すれば害なく犬も食べられるようになるもの
・犬にも害がなく与えても問題ないもの

愛犬に食べさせる食材を選ぶ際には、その食べ物が上の3つのうちどれに当てはまるものかを常に意識するようにしてください。特に、2番目の「調理法を工夫すれば食べられるようになるもの」については、愛犬の健康のために、ぜひとも正しい知識を持っておきたいものです。「よく分からない」「不安がある」という場合には、一度、獣医師などの専門家に相談するか、そうでなければ無理に与えないよう注意しましょう。

 

 

 

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