PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ
あなたの愛犬はお気に入りのベッドや家族と座るソファ、何もないフローリングの床さえも、時々必死でひっかいていることはありませんか?
穴を掘りたいの? 何か気に入らないの? と気になってしまいます。この行動は、オオカミの巣穴づくり行動の名残だと言われています。オオカミと犬とは遺伝学上は同じ祖先をもってはいますが、まるで異なる進化を遂げ、今や別の区分にすべきだという動物学者もいるほどです。ですが、いまだに犬には、オオカミの行動の名残があります。
自分がゆっくりとくつろぎたいと思っているとき、昼寝をしようと思っているとき、精神的にリラックスしているときに、主にこの行動を起こします。オオカミも同様で、森の中で寝床を見つけた場合、自分の体がすっぽりと収まるサイズの穴を掘ります。そしてその穴の中で安眠します。
家族から見ると、あまりに必死な行動に、思わず手を貸してあげてベッドを整えてあげようか、何か毛布を用意してあげようかと思うでしょうが、手を貸すことで犬はストレスを感じてしまいます。自分がせっかく見つけた寝床を誰かが触ろうとすれば、気分を害してしまうのも当然です。一見、意味のない行動にも見えますが、本能に起因した行動ですから、そっと見守ってあげることが1番です。
もし、犬がひっかいて欲しくない場所をいつも寝床にしようとひっかくというお悩みがあれば、物理的にできないように何か大きなものを置いてしまう、もしくはひっかきを始めようとした瞬間に大きな音をさせて驚かせ、次からはひっかきをしないようにするとよいでしょう。