PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ
一昔前は犬は家の外で飼うのが当たり前…でした。ですが現在は小型犬から大型犬まで、室内で家族と一緒に過ごしている愛犬も多くなり、運動面も気になるところです。
まずは散歩の「定義(目的)」について考えてみましょう。犬にとっての「散歩」とは・・・
1.運動不足の解消
2.社会性を身につける
3.脳への刺激
このように散歩は、運動量のためだけではなく、世の中の様々な音やにおいを経験し、学び、それらが脳を初めとする神経系の活性化につながります。質のよい散歩をすることで認知症予防にもなると言われています。運動量としては実際のところ、体重が10キロ未満の犬であれば、家の中を自由に動き回れる状態ならば、運動不足にはなりません。しかし、犬と飼い主のコミュニケーションにもなる散歩は行いたいものです。また散歩の量によりドッグフードを与える量も調整しましょう。
運動は、量と共に質も重要です。ただ走れば良い、長い時間歩けば良い、という訳でもありません。
・小型犬 1日1回~2回 30分以内
骨の細いチワワなどは気分転換のための散歩、と考えても良いでしょう。骨が細い分、過度な散歩は体の負担となってしまいます。ダックスフンドは、同じ小型犬でも、元々が猟犬だったため運動は大好きですので少し長めの散歩が好ましいでしょう。
・中型犬 1日2回 30分程度
ボーダーコリーや柴犬などは、思いっきり走ることがストレス発散のひとつとなります。それと共に、ゲーム性のある遊びも取り入れることで更に散歩の質が上がります。
・大型犬 1日2回 30分~1時間程度
大型犬の場合は、思いっきり走るというよりは、ゆったりと長時間歩く散歩となります。股関節に心配のある大型犬も多いので、過度な運動は禁物です。
適切な運動量と良質な食事、犬の骨格形成には栄養バランスの整ったドッグフードが大切 記事はこちら
このようにその犬に合った運動量や質があります。例えば、フレンチブルドッグなどは運動が大好きですが、過度な運動は関節を痛め、また暑い日の散歩は命に関わる危険行為ともなります。シェパードは、飼い主の指示を受ける訓練のような遊びを取り入れることで質の良い散歩となります。またドッグフードを与える量は犬種や体重のみで決めずその子その子の体調や状態にあわせて調整することと同じように、散歩の量や質も個々の性格などにあわせて調整してあげましょう。
室内でのボール遊びだけでも十分に運動できる犬種もいますが、運動量だけではなく散歩は他の面でもメリットがあるので、愛犬との絆を深めるためにも散歩に出かけることをおすすめします。