PERORIが考えるドッグフードとドッグライフ

無添加ドッグフードが注目される理由

 

ドッグフードを選ぶとき、メーカー名、原材料、粒のサイズ、年齢別商品様々な視点からより良いものをと考え選ばれる事でしょう。今やドッグフードも多様化し、ペットショップの店頭に並ぶもの以外にも、メーカー直販やネットショップ限定販売など、素材や製造方法にこだわり、買い続ける事の出来る良心的な価格で販売されている商品もたくさんあります。

 

愛犬にとってのドッグフードは、私たち人にとっての「白米」であり「主食」です。毎日食べるものですから、安心、安全な「食事」を選んであげたいものです。

 

 

無添加ドッグフードが注目される理由

最近、無添加ドッグフードが注目されています。ドッグフードの高品質化、細分化がますます進みつつあります。素材にこだわり、アレルギーに配慮した高品質なドッグフードは、大切な家族である愛犬の健康を考えた時にとても重要な存在です。

 

では、なぜドッグフードは、高品質化し、人間の食品以上に「無添加」であることがアピールされるのでしょうか? それは、過去に当たり前のように流通していたドッグフードの品質があまりにも、売り上げ重視、見た目重視に偏重していたからでしょう。

 

実は、法律上は、ドッグフードは、「飼料」という扱いです。家畜である豚や牛の餌と同じ区分で扱われます。ですから、使用される原材料、製造過程での衛生管理も同レベルであったのです。また、豚や牛の様に私たち人の口には入らないので管理体制はそれ以下と言っても過言ではありません。使用してはいけないとされる原材料は、「毒でなければよし」とまで言われるレベルでした。

 

安価で、大量の原材料を調達するためには、劣悪な原材料が用いられていました。食用として商品化できる部分の肉を取り除いた後の鶏や牛、豚などです。残った部位といえば、骨、皮、内臓です。もちろん鮮度管理などという概念もありません。

危険なドッグフードにご注意を! 記事はこちら

 

 

ドッグフードの品質へも注目

日本のペットブームは突然始まり急激な成長を遂げました。高価な犬、珍しい犬を飼うことに注目が集まり、健康は二の次でした。ですが、徐々にペットブームが収まりを見せ、犬が家族であるという意識が浸透し始めたことで、犬の健康を真剣に考える風潮が出来、食事であるドッグフードの品質へも社会的な注目が集まりました。

 

つまりは、毎日の食事であり、健康の源であるドッグフードの品質に関して「これは、おかしい」と思う飼い主が増え、声をあげるようになったのです。

 

高温加熱され製造されているはずのドッグフードなのに、生肉と同じ発色をしているのはなぜか?

野菜を配合と書いてあるとはいえ、ドッグフードの粒が野菜と同じカラフルな色をしているのはなぜか?

原材料に肉が含まれていないはずなのに、肉の臭いがするのはなぜか?

 

何より、飼い主達の不信感を仰いだもとは、「犬の食欲」です。生後1歳を過ぎ、成長期を終えたはずの犬、シニア期を迎えたはずの犬が、過剰なまでの食への執着と異常なまでの食欲を見せるのです。本来であれば、夏になれば夏バテをし、食欲は減退し、シニアになれば脂っこいドッグフードは毛嫌いするものです。ですが、皆一様に過剰にがつがつと食べるのです。

 

とあるテレビCMを覚えている方もいるでしょうが、成犬が目の前に置かれたドッグフードをがつがつと食べる印象的なものが数十年前はよく放映されていました。ですが、最近では、あのようなCMは全く放映されない上に、各社そのようなPRは行っていません。

 

実は、当時のドッグフードの一部の製品には、食欲増進剤が添加されていたのです。健康を害するほどの毒性はもちろんありません。ですから、違法な行為ではありませんでした。

 

当時の犬は目の前に置かれたドッグフードを毎食勢いよく完食します。1日2回、毎日欠かさず食事を与えているにも関わらず、犬はまるで数日間絶食をしていたかのような勢いで食事をするのです。飼い主はその姿を見て、このドッグフードはそれほどまでに美味しいのかと考え、何度もおなじ商品を繰り返し購入します。

 

この頃、ドッグフードの市場規模は、億単位にまで拡大していきました。アメリカの1/3程度の飼育頭数であるはずの日本のドッグフード市場が一時期はアメリカと同レベルまでに成長をしたのです。いかに、日本のドッグフードが安価で大量に流通したかが分かる状況でした。

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「無添加」にこだわる

このような背景の元、ドッグフードの品質向上に本気で取り組み、「飼い主の期待」「信頼」に答えるべくドッグフードを開発しようという動きが徐々に高まり、品質の改良や粗悪な製品の見直しがされてきたのです。

 

ドッグフードが安全、安心なものである事、望ましくないもの、健康上必要でないものが無添加であるということは、当たり前なことではないのです。無添加を実現するためには、原材料にこだわり、製造過程にこだわり、流通にこだわらなければなりません。

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添加物を活用し、大量に製造し、安価に流通することの方が格段と効率はよいでしょう。それでも、「無添加」にこだわるということは、真摯に飼い主と向かい合おうという想いからなのです。いつまでも愛犬と元気に長く過ごしたい…そんな思いから「無添加ドッグフード」の注目が高まっているのです。

 

 

 

 

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